15本


一週間で15本、映画のDVDを観た。

先週「燃えよ剣」を公開初日に観て感化された私は、その足で真っ直ぐTSUTAYAに向かった。

最近の生活リズムから考えると映画館へ行くのは夜が丁度良いと思ったのだけど、いち早く映画を観たかったのと、観たら絶対に感化されて、じっとしていられなくなるのは明白だったので、しっかり昼間に劇場へ行った。

ここまで生きてきて、ようやく自分の行動パターンというのが分かってきたように思う。本物に触れた後は決まって衝動が抑えられない。


DVDを選ぶのは物凄く楽しかった。

渋谷TSUTAYAの品揃えに感謝である。宣言期間中、渋谷ではレンタル停止だったし、うちの近所のTSUTAYAには残念ながら私の目当ての作品は殆ど置いていない。


豪華絢爛の品揃えを前に、興奮してどんどん作品を手に取ってしまったけど、何とか我慢して15本に絞った。DVD化されていないものもあったので近々ビデオデッキを買おうと思う。


名作ばかり借りたのでどれも面白かった。感想はFilmarksにメモしているのでここでは割愛するけど、中でも手元に置いておきたいなと思ったのは


イングマール・ベルイマンペルソナ、ファニーとアレクサンデル、ある結婚の風景

やっぱり女性の出演シーンが多かったり、家族や恋愛物は観ていて楽しい。ペルソナを観てまたベリーショートにしようかなと思った。


フランク・キャプラ素晴らしき哉、人生!

私もあのテンションで「メリークリスマス!」と叫びたいし走りたい。あと守護天使に会いたい。

なんなら来世は自分が守護天使になりたいと思ってるけど、先日色々見える人と話した時に「あなたは前世は〇〇な人だから、来世も〇〇な人ですよ」と言われたばかりなので、私はまだまだ人間を上れないようだ。カルマを解消するには社会貢献が大事だと思う。天使の道は遠い。


それから、見応えがあったのは

アンソニー・ミンゲライングリッシュ・ペイシェント

ハナのブルーのドレスが素敵だった。古着屋で似たようなのを探したい。

結構最初に観たけど、特典映像だけで映画2.5本分あるんじゃないだろうか。ボリューム満点で非常に有難いし勉強になったのだけど、特典映像という概念を忘れて15本も借りてしまったので、急に全て観る自信がなくなり青ざめた。誰だ、余裕ぶっこいてたやつ。


だけどまあ、なんだかんだで15本観れた。

内2本は好みに合わなくて倍速で流し見。

1本は名作と言われるもので、もう1本は最近のもの。どちらもキワキワを攻めている作品で言いたい事や挑戦していることは感じたのだけど、観続けるのが厳しかったので詳しくは解説を調べることにした。

2本とも中高生時代の私なら好きだったと思う。観ていたら衝撃も受けたはずだし、自分のインスピレーションの根幹に何かが残っただろう。

たとえ好みじゃなくとも、今まで私が観てきた数多くの作品は、こういう名作から影響を受けた人が作り上げてきたものだろうから、計り知れない恩恵を受けている。そう思ったらとてもありがたい。

影響受けた人の、影響受けた人の、影響受けた人…と、

根幹を巡っていくと途方もないけど、そこにロマンを感じる。


まだまだ観れていない名作が多くある。

沢山借りることができて満足したのと同時に、こんなに観ていないのかと恥ずかしくなったのが正直なところ。沢山学びたい。


来週は、本を重点的に読みたいと思う。

社会学と心理学の本が何冊か溜まっているのと、気になっている小説を買いたい。本と映画を行ったり来たり、メリハリがあって面白い。